自分ひとりでも、仕事が成立する。
電力調査の仕事は
「人を鍛えて」くれますね。
全く未開拓の四国エリアに出向き
単身仕事に取り組む中で見えてきたもの。
現在は山口営業所の所長代理という立場にあります。
そこでの経験の中でも特に自分にとって「大きかった」と感じるのは、四国エリアへの遠征ですね。
現在でこそ当社には四国営業所がありますが、当時はまだ四国は未開拓のマーケット。
そこにある通信関連業者さんの依頼があり、私が高知県での調査交渉業務を担当したんです。
1ヶ月ほどの期間に渡る仕事でしたが、その間単身で行動し、およそ200件ほどの地権者との対応を行いました。
それまでの中国地方から遠く離れた地での仕事ということで、色々と発見もありました。
高知では先方が農業を営むお年寄りのケースが多く、とても大らかな方ばかりでしたね。
モノを売る営業は「いるかいらないか」の選択肢を選んでいただけば良いのですが、私たちの仕事は、最終的には必ずOKをいただかなくてはなりません。
そうした面でプレッシャーもあるのですが、土地柄のおかげか非常にスムーズに仕事を進めることができました。
私たちの仕事は「普通の生活者の方とコミュニケーションができる」ことも魅力の一つなのですが、中には持ちきれないほどの大根をお土産に渡してくださる方がいたりと、この業務の楽しさをしっかり再確認する機会にもなりましたね。
全員がオールマイティな力を磨いていける。
ここに電力調査の「強さ」があるのかもしれない。
四国での業務は現地に単身で乗り込んでの「一人での仕事」だったわけですが、一人であるがゆえの難しさ、のようなものは一切感じませんでした。
考えてみれば電力調査の仕事とは、基本的にすべて自分でペースを決めて取り組んでいくスタイルなんです。
社員一人ひとりが個別に仕事に必要な知識を磨き、それぞれがすべての業務をこなせるスキルを身につけているんですね。
どのような状況であれ、自分で判断して行動していける責任能力を、誰もが自然に習得している。
普段は気がつきませんが、これは実は「凄いこと」ですよね。
現在は電力調査四国営業所も本格稼働し、業務も順調に展開していると聞きます。
もしかすると自分が取り組んだ仕事が、現在の四国での展開にいくらかでもプラスに働いているかと考えれば、努力も報われる気がしますよ。
四国に向かった当初は「失敗したらどうしよう」と不安を抱えたこともありましたが、途中からは毎日の新鮮な人々の出会いの中で、自然と「コミュニケーションを楽しむ」スタンスで仕事に向き合えていたと思います。
この姿勢が、良かったのかもしれませんね。